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指導員:O先生
教習項目: 円滑な発進・加速

2時間目から1週間も開いてしまったことと、1,2時間目で自分の下手くそさに打ちのめされたため、この1週間はみっちり復讐した。
とにかく、苦手なことがなぜできなかったのか?どうしたらできるのか?できる方法のイメージトレーニング。こいつを繰り返した。
ネットで、同じようにセンスが無くても頑張っている教習生のブログを見て励まされたり、解説サイトでバイクの構造を勉強したり、中古車情報を見て気持ちを盛り上げたり・・。

いよいよ3時間目。
前回とは別の先生。
『今日は、発進、走行、停止をスムーズに行う練習をします。』
まずはタンデムで簡単なコースを走る。外周では40キロまで速度を上げ、カーブ手前で速度を落とし切り、立ち上がりで加速し、信号で停車し、また発進する。この繰り返し。
何度もやっているうちに、だんだん慣れてきた。
40キロ出すのは最初から問題ないし、カーブでの減速・加速もたぶんOK。信号待ちの停車も無難にできるようになった。

今回心がけたのは、前回の反省と1週間の勉強で学んだこと。
・ニーグリップをしっかりする(これは聞いたことなかった)
・クラッチは根元に近い方を握る
・アクセルは(気持ち)ドライバーを回すように握る
・ハンドルではなく全身でバイクを操るイメージで(あくまでイメージ)
・靴を変える(前回はオーバーサイズの靴でつま先が余っていた)
たぶん、反省と勉強のたまものだろう。
なかなか良い感じで走ることができた。

続いて、片側二車線の幅をいっぱいに使って8の字の練習。速度を等速に保つのと、バイクを倒した分に見合ったアクセル開度を身につけるのに役立つ。らしい。
が、コレ、苦手。
先生の後を追っているつもりが、膨らむ、コケそうになる、足をつく。
ん~、やっぱりアクセルが苦手。
スピードが落ちすぎると倒れるので、見合った分だけ速度を上げないといけない。
が、クラッチを戻して調整すべきところを、アクセルをふかしてなんとかしようとするものだから、ぶいん!というだけで車体は起きず。ふかしすぎた瞬間、焦ってクラッチを握るから、さらに速度が落ちるという悪循環。
そんな状態でふらふら8の字を走り続ける。
アクセル、むずい・・。

おっと、忘れてました。ドライバー握り。
握り方を意識して「一定に。一定に。」唱えるように気を配って曲がると、おっ?できた!
次も同じようにやってみる。またできる。

この時間、なんとかアクセル一定の走行ができるようになった。


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指導員:O先生
教習項目: 速度の調節

この日も連続2時間の教習。
休憩時間にトイレに行ってスッキリ。
4時間目に入る。

『今回も引き続きさっきのコース走っててください。』
8の字の前に走った簡単なルートらしい。
さっきできたこと、イマイチだったことを再度確認しながらコースを回る。何周かして、慣れたところで先生に呼ばれる。

『じゃ、今度は次回のためにスラロームを少しやっておきますから。』
そう言われて、パイロンが並んだスラロームコースへ。
『ゆっくりでいいから続いてきてください。』
先生の後に続く。
おっ!うおっ! 心の中でうめきながら右に左に。
しかしこれは思っていた以上に難しくなかった。
ま、ゆっくりだから当然だが。

ポイントはニーグリップでしっかりとバイクを固定する(イメージ)。ハンドルだけでなくバイク全体を左右に揺らすように体重移動。クラッチは使わずアクセル一定。
これでスムーズにクリアすることができた。(あくまで低速の時に限る)

外周とスラロームを組み合わせたコースで繰り返し練習。なんとか無事に終わり。
センスの無さに落ち込んでいた自分を取り戻した(気がした)2時間だった。


指導員:S先生
教習項目:AT車教習

今回はオートマ教習。つまりスクーター。

『同じように乗車前点検しといてください。』
今日はまた別の先生。
ビッグスクーターを押して前に出す。押して、前に出す。押して、前に・・。
押せない・・。
なんかロックかかってんの?スタンド上げてるよねー?エンジンかかるよねー?クラッチ切ってるよねー?
なんで動かんの??

・・・?
クラッチ????

うぉっつ!やっちまったぃ。
AT車にクラッチはありません。
クラッチのつもりでずっとリヤブレーキを握っていた。
そりゃ、押せるわけないよな。

ベタなボケをかましたところで、ちゃっちゃと点検。先生にAT車の特性などをいろいろとご説明いただく。
『原付のスクーター乗ったことあるんですよね?同じです!』
は・・、はい。
まあ、自分でもあまり心配はせず、とりあえず8の字。

うぉ。なかなか怖い。
CB400SFと違って、なんだか倒し込んだらコケそうな気がする。
ブレーキの効きもねちっこい気がする。

『じゃあこの時間は、次の時間にやる急制動とスラロームの練習をしておきます。』
先生について走行開始。
スラロームをクリア。オートマなんで・・。

一旦停止の位置で停車して、発車→カーブ→40キロ→急制動。
ん~。できてんのか?

とりあえず、ひたすらスラローム~急制動の繰り返し。終わり際に(四輪用の)S字とクランクを走って終了。
S字では倒しすぎてうちのペダル(スタンド)をがりっとやってしまった。
ん~。やっぱオートマは曲がり方がイマイチわからん。

でも特に問題もなく1時間終了。

ま、オートマだしね。



指導員:S先生
教習項目:ブレーキ操作,バランスのとり方(直線)

前の教習から2時間開いての教習。
一旦帰るには短いので、近所のファミレスでドリンクバーだけでつぶした。

前回AT車で回ったコース、急制動とスラロームを、今度はMT車で回るということ。
AT車はアクセルとブレーキだけだったので単純だったが、MT車で少々複雑に。

急制動。
決められた位置にパイロンが立てられ、そこまでに40キロまで速度を上げて、パイロンの位置で急ブレーキ。その先にある表示までの間に止まる練習。このとき走り抜ける幅は1車線の半分。
まず直線に入る前のスタート位置で停車。発進とともに2速に入れる。カーブの立ち上がりから一気に加速し、2速のまま40キロまで上げる。
40キロになったらそれ以上速くならないように気をつけながら3速へ。アクセルの調節でパイロン通過時にぴったり40キロを目指す。パイロンに来たら、前後のブレーキを同時にかける。このとき後ろブレーキを急に踏むとリヤタイヤが滑るので、リヤブレーキはあくまで補助。
イメージとしては、四輪の急制動と一緒。まず強くブレーキしておいて、一旦ブレーキを少し緩めて調節。止まりたい位置でピタっと止まる。
これは問題なくクリアできたが、苦手な人の多くは速度に怖がってしまって40キロまで出せないことが多いそうだ。特に女性に多いらしい。
でも車や原付に乗ったことのある人にとっては40キロなんて大したスピードではない。
高速道路で30キロオーバーで捕まったことのあるSSにとっては、ぜんぜん問題なかった。(逆に問題だ)

それよりも、40キロを超えないようにぎりぎりにコントロールする方が難しかったが、何度かやるうちにほぼできるようになった。

スラローム。
パイロンを横に並べた障害物を、互い違いに5個並べ、そこを右左右左と小刻みに抜ける。
いちばん「バイク操ってる感」を実感できるテーマだと思う。
これは4時間目で一定アクセルでの走行、5時間目でAT車での走行をやっているので、あまり不安はなかった。
が。
『曲がるときアクセル入れて、バイクが起き上がる感覚を練習します。』
とのこと。じゃ、スラロームへ・・、と思いきや、なぜか8の字コースへ。
低速でゆっくり周回。ローで半クラを使いながら回る。
8の字が真中でクロスする手前の直線に入るところでクラッチを戻してスピードを上げる。すると倒していたバイクが立つ。
それを利用して逆向きにハンドルを切る。
と、いうことらしい。
しかしこれがなかなかうまくいかない。安定しない。ん~~。難しい。
ではスラロームへ。

ローで走り始めてセカンドに入れてスラロームへ突入。
ヨタヨタしながらもなんとかクリア。かなり遅い。
『スラロームは7秒以内ですから。』
もうちょっと早く抜けられるようにするにはどうしたら良いかと思い、「リズム感かな」と勝手に予想。
ニーグリップを意識する。車体をもっと倒す。もう少し前傾になる。と、自分で考えてやってみる。
おーー。けっこうスムーズになった。
『じゃあいったん止まってください。』
何度かやって、コンスタントにスムーズな走り抜けができるようになったところでストップ。
『ハンドルと体重移動できれいに曲がれています。安心して見ていられる感じなんですが、まだ10秒ぐらいかかってるんですよね。』
実際にはこれぐらいで良いが、検定のためにはもっと速く走る必要があるとか。
『ハンドル切る前にアクセルを使ってください。アクセルで起こして、ハンドルを切って、という手順だと、アクセル開ける分スピードも速くなりますから。』
やってみた。
曲がるきっかけをアクセル(加速)でつくる。かぁ。むずい。
何本か走ったあたりで練習終り。

いまだコツをつかめず。




指導員:S先生
教習項目:バランスのとり方(曲線),車両特性を踏まえた運転,坂道の通過,坂道における停止及び発進

12月24日、クリスマスイヴ。
彼女に送ってもらって教習所まで行き、受付に原簿を取りに行くと、『メリークリスマス』と言いながら、シャンメリーをくれた。

『今日は一転、低速走行の練習をします。』
前回は、急制動とスラロームという、速いときのバイクの扱いを中心に習ったが、今回は一本橋、クランク、S字という、半クラを駆使した低速走行の練習らしい。

この日1時間目の最初は一本橋から。
最初に、一本橋を7秒以上で渡らないといけない等の説明を受けた後、真ん中の直線コースへ。センターラインの上をゆっくり走る練習を繰り返す。
これがなかなかうまくいかない。
しばらく先生について走った後、いよいよ一本橋へ。

緊張のスタート。停止線から発進して、えいっ!
あ。すぐに落ちた。

何度かやってみるが、いっこうに最後まで渡りきれない。
先生のレクチャー開始。簡単にまとめると、
・目線が近い
・膝が開いている(ニーグリップできていない)
・登る時はもっと速くて良い
・ビビりすぎ・・。
とのこと。
つまり、全部だめってことですか・・・。
気を取り直して白線上で練習再開。
おっ、なんとかはみ出さずに走れた。これを橋の上でやればいいんだな。
再度一本橋へGO。いろいろ言われた点を意識してやってみる。
おっ!?なんとかクリア。
『ちょっと速いけど、慣れればゆっくり走れますから。』
というわけで、何度か同じように練習。

とりあえずは落ちないようになったところで次の練習へ。

いよいよ来ました、クランクとS字。
基本的にはローの半クラッチで良いらしい。
いまだにアクセルワークが苦手なSSは、当然半クラも苦手。
発車でエンストなんてことはさすがに無くなったが、アクセルを同じ開度で持続させるのが苦手。右利きなのに・・。
そういうわけで、この課題も大苦戦。
と、思いきや、先生について走ったら、クランクもS字も一発目から普通にできた。

ここでのポイントは、
・入口では速度を十分におとしてから入る
・目線を一つ先のカーブへ向ける
・ニーグリップ

途中、休憩をはさんで2時間。何度か練習して、2,3度は危うかったが、ほぼ及第点で終了。
こんなんでいいんかな?

ま、いっか。イヴだし。




指導員:K先生
教習項目:教習効果の確認(みきわめ)


さて、この日は水曜日。
年末年始の教習所のお休みが一週間ぐらいあるので、何としても年内に一段階のみきわめまで終わらせたいと思い、会社を午後休してしまった。
ダメ社員ですね~。

この日は、教官の講習なんかもやっている、先生の先生が先生。
ん~。厳しそうだなあ。みきわめなのに・・。

『一通り見てOKだったら第2段階行くから。がんばってね。』
ならし運転の後、先生についてコースを回る。
ん~。びみょーだけど、一応大丈夫かなって感じ。
前回までにあまり練習していない一本橋とスラロームを復習して、いざみきわめへ。
『じゃ、乗車して。』と言いながら、何を血迷ったかSSの乗ったバイクの後ろに先生が座ったではないか。
に、二ケツ??タンデムというやつか? そんなん無理やて。
『大丈夫。何もしないから(笑)』
いや、笑いごとじゃないんですけど。と思いながらもスタート。
お。意外に大丈夫やん。
後ろに乗った先生がバランスを修正してくれるので、とりあえずコケずにクランクまでたどり着けた。が、ここで・・。
『ひざ!開かない!』と言いながら後ろから足でSSの膝を締める。い、いや、クランク中なんですケド!! おっとっとっっ!
ごてっ!バランスを立て直せないまま、先生もろとも転倒してしまった。ごめんなさい!
『ごめん!ちょっと急にやりすぎたな。』
いや、びっくりしただけです・・。スミマセン・・。

その後は急制動でちょっと緊張したが、なんとかコースを回って終了。バイク小屋へ。

『さて、どうしよっか?』先生ニヤニヤ。
いや、ダメ、ですよね・・。コケてるし・・・。
『じゃ、青いビブスに替えて。次から2段階行くよ!』
先生~! 見かけによらず優しい!

でも、いいんかいな・・?


とりあえず、ニーグリップの大切さを学んだ。。。  あー怖かった。

【第1段階終了】


指導員:K先生
教習項目:路上運転に当たっての注意と法規走行,ケーススタディ(交差点)

この日1時間目のみきわめに引き続き、第2段階の最初の時間。
前の時間、クランクでカニばさみされてコケながらも、おまけで第2段階へ進めてもらったSSは、まずバイク小屋の黒板(コース図板)で簡単に法令の復讐。
『SSさんは車の免許持ってるよねぇ?右左折の前はいつ合図を出せばよかったですか?』
「30m手前ですかね?」
実は前回免許更新時に、(2回捕まっているので)初心者講習でしつこく言われたのを覚えていただけだった。
『おー、正解です。じゃあ車線変更の前は?』
「ん~、え~っと、・・5秒前、ですか?」自信なくあてずっぽう。
『ん、まあ5秒前に出してもいいけど、普通は3秒前です。』
3秒か。こっちはあんまり覚えていなかったな・・。
『ウィンカー、ミラー、目視はしっかりやってくださいね。交差点と踏切では左右確認を忘れないで。』

先生について交差点の走行、車線変更の練習などをやって中央の交差点へ移動。何やら四輪の教習車に別の教官が乗っている。
『じゃ、あの車の隣をまっすぐ走って。』
言われるままに車の斜め後方を走行。交差点を直進しようとしたところで車がいきなり左折!
なにすんねん!!!
ガチでびびった。

どうやらこの教習所にはシミュレーターが無いので、実物で体験させるらしかった。
おー、死ぬかと思った・・。

そんなところでバイク小屋に戻って法令の復習を少々。
そこでこの時間は終了となった。


指導員:A先生
教習項目:通行区分など,走行ポジションと進路変更,交差点の走行

年末年始で1週間ほど休みを挟んでしまったので、かなり不安。
とりあえずはコースだけでも覚えてこようと思って、コース図やメモも持って帰省したが、けっきょくバイクの勉強は一切せずに戻ってきてしまった。
というわけでコースは一夜漬け。
なんとか、なるかな。。。

まずは先生についてならし運転。
ん~、これだけでも緊張。
コースのスタート地点に戻ったら、まずは先生を追ってコースを走行。
おー、覚えてる覚えてる。
順調順調、と、いい気になって入ったクランクでバランスを崩し、コケそうになる。
なんとか持ちこたえたが、出口で大きく膨らんでしまった。
気を取り直して次のS字へ。
ガコっ!いきなり入口付近のパイロンを倒してしまった。
ん~、ぜんぜん乗れてない。
とりあえず一通り走るとスタート地点に戻って降車。
『低速が苦手みたいですね~』
ハイ。そのとおり。
『クランクとS字は半クラになってませんよ。アクセルワークではあそこは走れませんから。』
ん~、そうか。自分では半クラのつもりなんですがね。
なんか、スラロームのイメージがごっちゃになってるのかな?

『じゃあ、コースの覚えがよかったら、クランク・S字の復習しますんで、一通り一人で走っててください。』
はーい。 スタート地点へ。
一夜漬けで覚えたコースをなんとなく走る。またクランクとS字ではコケそうになったりしたが、コース自体はおぼわっていたようだ。

『コースは大丈夫みたいなんで、この時間終わるまでクランクとS字の練習しましょう。』
と言いながらなぜか坂道へ向かわせる先生。
『ローのまま、できるだけゆっくり登ってください。』
ギヤをローに入れて半クラッチで登る。速くなる。フットブレーキを踏む。ブレーキを離す。また速くなってしまう。この繰り返し。
『アクセルはふかしていいから。もっと回転数上げて!』
ぶおぉぉん!
うわぁ~、回しすぎた! と思ってアクセルを戻すと、
『アクセルは戻さない!クラッチで調節!』
あ、そうか。クラッチを当てる。
すると同じアクセル開度でも回転数が落ちる。
バイクはゆっくりと坂を上る。
あれ?ゆっくり走れたぞ??
ぶおおん!を何度か繰り返したところでこの時間終了。バイク小屋へ戻る。

『今、坂道で極端にやってもらいましたが、意味わかりました?』
『感覚はなんとなく・・。』とあいまいな答えにしておく。
クラッチの構造などからいろいろと説明を始める先生。いや、わかってるんですが、できないんですよね。と思いながらも相槌を打って聞いておく。
ちょっとくどいな~なんて失礼なことを思いはじめたところに、SSにはヒントになりそうな話があった。
『車で言うクラッチ板は、エンジン側の回転が小さいとすぐに繋がって、全ての力をリヤに伝えてしまうんです。SSさんの場合はこの状態で、半クラのつもりが全部繋がっていることが多いんですよ。アクセルが弱いから。』
ナニ!?
『アクセルをもっと開けてエンジン側の板をもっと回すと、半クラにしてもなかなかタイヤ側に全部の力が伝わらないんです。滑りますから。』
『それで、もっとクラッチを当てて行くと徐々に力が伝わって、最後にようやく全部の力が伝わったところで回転数が同じになる。だから、エンジンの回転数を上げた方が半クラッチの状態の幅というか速度の幅が広くとれて、より低速で走行できるわけです。』
おぉー!そういうことか!

てか、大昔に習ったね。原理を考えればすぐにわかることだが、なぜかエンジンをふかしすぎることがイケナイことだという意識が働いて、ぶおおん!!とまでは回せなかったのだ。
つまり答えは「もっとアクセルを!」ということだ。

う~ん。なんだか素晴らしい教えを受けたような気になった。



指導員:A先生
教習項目:見通しの悪い交差点の通行など,安全な速度と車間距離

この日連続2時間目。
前の時間と休憩時間に教わった、大げさ目のアクセルを使った半クラを意識して、もう一度クランク・S字へ。
ぶおんぶおんふかしながら半クラでそろ~りと走る。
なるほどー。こういうことか。
アクセルを多めに開けた方がゆっくり走れる。なんだか目からウロコ的な気分だ。
ぎこちなくはあるが、パイロンに触れることも、出口で大回りすることもなくクリア。
『さっきよりずっと安定して見えますよ。』
うん。俺もそう思う。
検定ではアクセルの開けすぎは減点対象だが、まず半クラッチを体で覚えるまでの間はこれでよかったのかも知れないな。
ふかしすぎは減点!ということだけ頭にあって、弱々しい半クラになっていたんだろうな。

コースに出た。
クランク・S字・坂道はアクセルぶぉんの半クラで無事通過。
が、今度は急制動についてチェックが入った。
『40キロちょっと切っちゃってるし、エンブレもかかってませんよ。なんか忙しい感じしませんか?』
「はい。加速からブレーキまでに余裕がないような気がします。」
『じゃ、ちょっと見ててください。』
と、見本を見せにスタート地点へ移動。
発車してすぐセカンド、カーブの立ち上がりから一気に40キロまで加速、サードに上げる、40キロ定速でパイロンへ突入、そのまま前後ブレーキで停車の直前にクラッチ。
う~ん、やっぱ先生はスムーズ。
『わかりました?何が違うか。』
「一定速度の時間が長いんですかね?」
『そうなんですよ。SSさんの場合、カーブが終わってから加速して真ん中あたりで40キロにするから、そのあとサードに入れた直後にブレーキポイントに来てしまって、慌ただしくなってしまってるわけです。』
確かに先生はカーブを出たらもう40キロになっていて、すぐにサードに入れてたな・・。
自分の場合、サードに入れるのが遅いからサードにしてまたアクセルを開けなきゃいけなくて、ブレーキとアクセルの間隔がほとんど無くなってしまっている。
だから慌ただしくなってしまっているのかなと。
いちおうラインまでには止まれているんだが、なるべく減点されない方が良いので、スムーズにできるように心がけよう。

その後また2周ほどしたらもう時間切れ。
早めにバイク小屋に戻って、次回からの第2コースの紙を渡されて終了した。



指導員:S先生
教習項目:カーブの安全走行,カーブの体感走行

正月休み明けでボロクソだった前回。しかし最後にふかし気味の半クラに若干の光明を見いだした前回。それからまた1週間が経ったこの日、第2コースを練習。

技術がダメなんだから、せめてコースぐらいはしっかり覚えていこうと思い、コース図を頭にたたき込んだ。
第1コースより少しだけ距離が短く、課題が立て続けにやってくるので、第2コースの方が多少楽な気がした。
 スタート→40キロ→クランク→S字→踏切→坂道→一本橋→スラローム→急制動→交差点→ゴール

前回学んだアクセル強めの半クラで、クランク・S字も一本橋も難なく通過。
スラロームは微妙だけど、他はまずまず。

続いて第1コースの復習。
この日は第2コースのことしか頭になかったので、正直焦った。
必死で思い出しながら走ったが、2回目にコース間違い。
Uターンして正しい場所に戻ろうとしたら
『待った!待った!間違ったときはまず安全な場所に停車して指導員の指示を待つようにね。勝手にUターンなんかしたら検定中止だよ。』

あ。なるほど。
コースを走る練習をしてるんだから、検定を頭に置いておかないといけないのね。

コース間違い自体は減点にもならないらしい。

コースは間違ったが、勉強になった。


指導員:S先生
教習項目:急制動,回避

次の時間は回避の体験。
突然人が飛び出してきた場合に、どれぐらいの距離でよけられるか、ということを学ぶらしい。

先生が青と赤の旗を持って直線の先に立つ。
『30キロで走って来て、パイロンのところで旗揚げるから赤なら右、青なら左に避けてください。』
え~!迷ったら先生に突っ込んじゃうじゃん!
恐る恐るスタート地点へ。
びびっててもしょうがないので、「えいっ!」とばかりにスタート。
避けきれなかったときは先生が逃げてくれることを信じてやってみよう。

スタート→セカンド→30キロ→サード。パイロン通過。
と、先生があわてて両旗を振る。
『速すぎ!速すぎ!怖いから!!』
スミマセン。。。
とりあえず左によけてやり直し。

2回目。30キロに気をつけてパイロン通過。
青だ!
左へハンドルを切る。停車。
『OK。パイロンから、避けた位置まででどれぐらいの距離があると思います?』
「10mぐらいですかね?」
『そうですね。12~3mですかね。危険を感じて回避するまでには10m以上も距離が必要だってことを覚えておいてください。』

40キロでの急制動が11m。
30キロでの回避が10数m。
う~ん。やっぱバイクは急には避けられないんだな。


とりあえず、先生を轢き殺さなくて良かった。



指導員:S先生,Ko先生
教習項目:セット教習,危険を予測した運転

この日はセット教習。
バイクには乗らないで、先生が運転する四輪教習車に乗り込み、前をデモ走行する別の先生の運転を見て、良いところ悪いところ、気づいたところを書き留めてゆく。という課題らしい。
1時間目は、実際に路上に出てデモ走行の見学、2時間目はそのメモを持ってディスカッションと座学。

この日は初めて教わるKo先生が四輪と講義担当で、おなじみのS先生がバイクの運転担当。
『今日は路上に出ます。と言っても、バイクに乗るわけじゃありません。』と言いながら紙を渡された。
『S先生にバイクで前を走ってもらうので、それを見て、良い運転と思う点を紙の左側に、悪いと思う点を右半分にメモしてください。じゃ、車に乗り込んで。』

そしてこの日は、もう一人の二輪教習生と一緒。若い兄ちゃんだ。
恐らく10代ではないだろうか。
助手席と後部座席に別れて乗り込む。運転はKo先生。
『では行きま~す。』
教習所を出て東へ向かう。
『S先生がいろいろやってくれるから見逃さないようにね。』
いろいろってなんやねん、と思って前方のバイクを見たら・・・、やってました。
右折で急に車線変更。
おー、そういうことか。それはいかんやろ。紙の右側、悪い方に記入。
路上駐車の車両を避けるときに、右に広がりすぎ。悪い方に記入。
信号待ちでスタンドを立ててバイクを降りて、後輪あたりを調べるふり。悪い方に記入。
ずっと外側線の上を狭路走行のように走行。悪い方に記入。
信号待ちで足を着かずに停止。すごいけど悪い方に記入。
両手放しで走行。両足を後ろに上げて走行。両足を前に上げて走行。蛇行。
全部悪い方に記入。

あ。悪い方ばっかりだ。

ここで、歩道の無い路側帯の内側にバイクを停めて、こっちの車の方に来た。
SSのメモをみてがっくり。
『悪い方しかないじゃん!』
す、すみません。
悪くないところはわかるけど、良いところって、なかなか難しいよね。
信号の無い歩道で歩行者に譲ったぐらいしか気づかなかった。

教習所に戻って、次の時間までロビーで休憩。
微妙に時間が早かったので、一緒に乗っていた兄ちゃんと二人だけだった。
兄ちゃんが話しかけてきた。
『もう買うバイク決めてんの?』
いきなりタメ口だ。俺、たぶん一回り以上年上だぜ?
とは思ったが、威厳も貫録も大人気も無いSSは、歳下からタメ口で話しかけられることなど日常茶飯事。慣れっこなのでそのままでいくことにした。
「いや、まだぜんぜん。たぶん免許取ってもすぐは買わないだろうな~。もう決めてんの?」
『うん。俺もう買っちゃったよ。車用のナビ付けたからまだ納車してないけど。』
ナビて・・・。
お金持ちはいいね~。最近はなぜか若者の方がお金を持っている。
「へぇ~、スクーターなんだ?オートマもいいよね。」
教習で1回乗っただけだが、AT車も楽しかった。おそらく遠出するときには、あの快適さと積載能力はかなり魅力だろうな。

それから、どこのバイク屋で買ったとか、どんな装備を付けたとか、ほぼ一方的に兄ちゃんの話を聞いて休憩時間終了。

ミーティングルームでKo先生と3人。
『良いところとか悪いところとか、わかった?』
「まあ、なんとなく。」
『車内でもいろいろ説明したんで、だいたいOKだよね。』
基本的なところは走行中に随時説明してもらったのでだいたい分かった。
ダメだと思っていた、渋滞中の左側すり抜けなども、一応は違反ではないというのが意外だった。但し、
『警察には“安全運転義務違反”という伝家の宝刀があるから気をつけて。』とのこと。
『警察官が危険だと思ったら、何にでも適用されるから。』
怖い法律だ。

『S先生が途中、曲芸みたいな乗り方してたけど、あれはもちろんダメね。』
だよね。
『でも、あんなことができるのは腕が良いから。バイクは、安全に運転するためにはテクニックが必要な乗り物なんです。運転が下手だと事故になる乗り物なんです。』
耳が痛いです。
『ですから、できればあんな乗り方ができるライダーを目指して練習してくださいね。』
無理っす。

後半はほとんど趣味のバイク談義になっていた気がする。
どんなバイク買うんだとか、どういうバイクは面白いとか、先生が奥さんにバイク買わされたとか、●●先生は昔ヤンキーだったとか。

和気あいあいとした雰囲気でディスカッション終了。

とりあえず、安全のためには曲芸ができなければいけないことを学んだ(違




指導員:O先生
教習項目:交通の状況及び環境に応じた運転,高度なバランス走行など

この時間と次の時間、連続教習。
2時間目には、いよいよみきわめ。

『じゃ、この時間各課題を一通り見てから、コース回って最後にみきわめしますね。』
ん~、今までかなりきわどい状態が、お情けでハンコをもらっていた。
しかしみきわめとなるとそう簡単にはいかないだろうな。
緊張しながら教習スタート。
点検をしてセンタースタンドを戻す。戻す。戻す。戻・・・・らない。
右手がいつもと若干違う位置を掴んでいたため、体重を乗せにくかったらしい。
幸先悪いスタート。
前回セットで一緒になったAT教習生の兄ちゃんと二人、先生について慣らし運転。
2,3周したところで
『じゃあSSさんは2ケツで見るから、第1コースやって。』
え、やっぱりタンデムですか?
第1段階でもタンデムでコケて散々な目にあったんですが・・・。
先生、コケたらすいません。

とりあえず課題は大丈夫だろうと、普通にコースへ。
坂道。なんとかクリア。
一本橋。・・・・・・落ちた。
止まってやり直せば良いのか迷っていると、
『そのまま行って~。』
焦るSSに次を促す。
40km/h指示速度とコーナー。なんとかクリア。
クランク。よろよろながらもなんとか出口まで。
が、途中でやはりヒザをカニばさみされた。ハ、ハイ・・・。ニーグリップですよね・・。
S字。鬼門の出口。なんとかクリア・・・と思いきや、足着き。
ここで先生降車。
『じゃあ、あとスラロームと急制動だから、降りて見ます。』
スラローム。なんとかクリア。でも、タイムは微妙。
踏切と交差点。なんとかクリア。
急制動。なんとかクリア。
ゴール。疲れた。

あ~あ。
ダメだなこりゃ。

『じゃあ、あとは第2コースで練習しててください。』
と言い残して先生はAT車の兄ちゃんの指導に行った。

次の時間、みきわめの本番なのにこのザマではだめだな・・。

自分の下手くそさに落胆しながらバイク小屋へ戻った。




指導員:O先生
教習項目:教習効果の確認(みきわめ)

とうとう最後の教習。

に、なれば良いのだが。2段階のみきわめ。
すんなり合格したい気もするし、全然走れてないからもっと練習したい気もする。
複雑ではあるが、伸びるとお金もかかるので、やっぱりおまけでもOK欲しいな。

慣らし運転が終わって小屋に戻る。
『一回、第1コースと第2コース、通して走りますか。』
了解です。

第1コースを周る。
やっぱり苦手はクランク・S字だな~。うまく行く時はいいが、いかない時はかなり不安定。言われたことをきっちり思い出してやれば大丈夫なんだけどな。

次は第2コースを周る。
苦手な部分も含めて、まずまずな感じでクリアできた。検定もこうありたい。

『だいたい良いみたいですね。あとやっぱり低速が苦手みたいなんで、半クラッチとアクセルの練習しといてくださいね。』
と言い残して先生はどこへやら消えて行った。
とりあえずコースをテキトーに周りながら、一本橋を何本か繰り返してみたり、坂道で半クラの練習してみたり。
ん~。

良く考えると、もし今回みきわめがOKなら、後は検定でコース1周乗って終わり。
それでもう一般道へ放り出されるわけだ。
そう考えると怖くなってきた。
こんなんで路上出ちゃダメだよな・・・。
後半は苦手克服の練習にも力が入った。

先生がどこやらから戻ってきた。
『最後に練習しておきたい課題あります?』
「やっぱ、クランクとS字ですかね。」
『じゃあ、この時間いっぱい、クランクとS字の練習しててください。』
残りの時間はクランク・S字をぐ~るぐる。
なんとかコツはつかめた気がした。

バイク小屋へ戻ると
『検定はもう申し込みました?』
へ?だってまだみきわめ終わってないし・・・。「まだです。」
『明日卒検の日ですけど、受けます?』
「いや、やっぱ平日はつらいっす。」
『そうですよね。仕事ありますもんね。じゃ、土曜日にしますか。』
「そうですね。19日で申し込みます。」

あれ?もしかしてこれ、この会話、みきわめはOKってこと??

O先生優しい~!

というわけで、2段階のみきわめまで終わった。
結果的にここまで1時間もオーバーなしで来たが、ここでは二輪でオーバーする人はまずいないらしい。
そうだよね。俺でもOKくれた先生方だもん。


帰り際に卒検の申し込みを済ませて、最後の教習から帰った。




指導員:A先生
検定コース:第1コース

卒業検定の前は、なかなか落ち着かなかった。
普通にやれば大丈夫だと、みんな言ってくれるんだが、その普通ができないレベルの人間なので厄介だ。

予定外のことが生じるとパニくるタイプなので、準備でなんとかなることはできるだけ潰しておきたい。
コース間違えたとか、そういうことは検定の前からリスクを減らしておけるはずだ。

検定では、教習所に行ってからコースを指定されるため、第1,第2のどちらになるかは事前にわからない。
もっといっぱいコースのある教習所もあるみたいだが、幸いここは2コースだけ。
両方暗記することにした。
第1コースは、先に練習を始めたコースではあるが、第2コースよりも若干距離が長い上に、課題が分散して出てくるので難しいイメージ。
練習期間は短いが第2コースが当たって欲しいな、という希望。

いつもの通り15分前に教習所に行った。
前日からの降雪で街には雪が積もったが、教習コースは既に除雪されていた。角の日陰に水たまりがあるが、凍ってはいないから検定はできるとのこと。コース脇のそこここに雪が溜まっているが、踏む部分ではないのでまあ大丈夫なのだろう。
はみ出して滑らないように気をつけよう。

最初にミーティングルームで説明を受ける。
検定中止事項の説明。減点の説明。
事前に勉強してきたことと同じ内容であるため、うんうんと頷いて聞いておく。
コースが示された。
SSは、第1コース。

「第1かぁ。」
若干残念ではあるが、まあこれはもちろん想定内。
そこからは第2コースの一切を忘れ、第1コースの図に集中することに。
第1コースは、スタート→坂道→一本橋→クランク→S字→スラローム→踏切→急制動→ゴール という課題の順序。
やはり中盤の低速3連チャンがポイントか。

検定用のビブスを着ける。いよいよ開始だ。
バイクに跨り慣らし運転。短い直線を行ってくるだけだ。
緊張してきた。

『じゃあバイクをスタート地点に停めてください。』
いよいよ来た!
落ち着けー。落ち着けー。
スタート地点にいったん停めて降りる。
『いつも通り走れば大丈夫ですから。みきわけOKだったんだから、検定も問題ないはずです。がんばってくださいね。』

先生の合図で、バイクに手をかける。
ハンドルを立てる。スタンドをはずす。フロントブレーキを握る。ハンドルを右に切る。前後を確認しながら跨る。リヤブレーキを踏む。ハンドルを戻す。
最初にならったことを思い出しながら、慎重に乗車。
ミラーを合わせる。エンジンスタート。合図を出して周囲を確認。1速に入れて半クラでスタート。
発車は問題なかった。
ぐるっと逆のストレートまで走って車線変更。坂道を上る。中腹で止まる。ブレーキと半クラッチを駆使して坂道発進。なんとかクリア。すぐに左折。左折したら5mぐらいですぐにT字路の一旦停止を左折。

ピピピピピー!
笛が鳴った。
びっくりして先生の方を振り返る。と同時に悟った。
しまった!早くもやらかしてしまった。コース間違い。ここはまず右折だった。その後、一本橋を終えて再度このT字路に来たときが左折だ。あれだけ時間かけて覚えたのに・・。情けない。

コース間違いは減点にならないので、気を取り直して先生の指示を仰ぐ。
半周回ってやり直しらしい。

減点にはならなかったものの、唯一自信のある分野であった“コースの覚え”での躓きは、少なからず動揺を与えた。
心臓の鼓動は早いままだ。
「関係ない。やり直せば減点でもない。問題ない。」と自分に言い聞かせる。
ゆっくりしているわけにもいかないので、すぐにコースに戻って、次の課題へ向かう。
お次は一本橋。
これも苦手な方だが、クランクやS字に比べたらまだマシだ。最近はけっこうゆっくり乗っていられるようにもなった。
乗り口を速めに入って、しっかり乗ってからスピードを落としても十分だ。アクセルは多めに開ける。シャフトのジャイロ効果が多少でも助けてくれるはず。
もし少しぐらい早く下りてしまっても、減点になるだけで検定中止になるわけじゃない。
大丈夫だ。

手前を直角に曲がって一本橋のスタートラインに着く。

あ。

やってしまった。
停止線で、若干斜めに停めてしまった。
これをびしっとまっすぐ止められるか、入口で曲がった名残で斜めになってしまうかではかなり難易度が違う。難易度以前に気分が違う。
『やべー。』
しかし停めてしまったものは仕方がない。これぐらいの斜めでも、乗り口でちょっとふらつくぐらいでいつも乗れているではないか。
大丈夫だ。

コース間違いの動揺も冷めやらぬ間に、またしても不安要素を抱えてしまった。かなりどきどきしているのがわかる。落ち着こうとしてもなかなか静まらない。
『では、どうぞ。』ストップウォッチの準備が出来て、先生が促す。もう暇はない。
しゃーねー。行くか。

半クラでスタート。ぶぃぃん。
上り口の斜面に前輪を合わせる。
斜めからのスタートなので、一本橋にまっすぐ入るのが難しい。前輪の先に集中する。上り口に入る。
「えぃっ!」
上った。

バイクが左に引き寄せられる。ハンドルでバランスをとろうとする。修正できない。焦った。クラッチを握ってしまった。


ごっとん。


落ちた・・・。


『ハァ~!!?』
ストップウォッチを見つめるA先生。
『びっくりして思わず止めちゃったけど、1秒なんて初めて見た!』


一本橋、・・・落ちた。

1秒で落ちた。

練習でも見たことの無いような最速タイムを叩き出した。


悔しいやら恥ずかしいやらでうなだれているSSとは対照的に、先生はストップウォッチ片手に楽しそう。

『これ、みんなに見せよ♪』



こうして、【一本橋を1秒で落ちた男】は生まれた。
DSC01085.jpg


不本意ながらも、伝説達成。


指導員:S先生
教習項目:補習

悲劇の一本橋落下から1週間後。卒検不合格者に課せられる1時間の補習を受けた。

とりあえずは、1時間みっちり苦手項目を復習することになった。
とはいえ、SSにとってはほぼ全部が苦手項目。
まずは憎き一本橋と、同じく低速走行項目のS字・クランクを重点的に復習。

最初にこれらの課題を教わったときに言われたポイントをもう一度整理。
とにかく言われたことが出来てないに違いないので、一本橋では、ニーグリップ、目線を遠くに、ブレーキよりクラッチで減速、びびるな、ということを心がけて練習した。

S字・クランクでは、やはりニーグリップ、目線を一つ先のカーブに、半クラとアクセルの加減、びびるな、ということを心がけてやってみた。

やはり検定と違って緊張感が少ないせいか、どれもまずまずで出来ていると思う。
SSにとって一番重要なのは、『びびるな』という部分か?

もうひとつ、苦手なスラロームも繰り返し何度かやってみた。
少し遅い気はするが、まあ及第点でしょう。

最後に第1コースと第2コースを繰り返し走って、あっという間に1時間の補習は終わってしまった。

これでまた卒検か。大丈夫か?俺。

3日後に卒検の予約を入れて帰宅。

残りの2日はひたすらコースを頭に叩き込むことに専念した。



指導員:Ko先生
検定コース:第2コース

補習から3日後の火曜日。
仕事を午前休して検定に臨んだ。
今度こそ。

この日は、同時に検定を受ける人がもう一人。教習中にもなんどか一緒になった人だ。
Ko先生は、実はセット教習でしか当たったことがなく、SSの下手さを直接知らない先生だ。
『普通に乗れば合格できますから。』と軽くアドバイス。

普通に乗って1秒で一本橋から落ちたんですがね。

今回は第2コースが検定コースになった。
SSは2番手で受けるらしい。
コースはもう十分頭にたたき込んできた。
あとは落ち着いて乗るだけ。ビビるな、俺。
大丈夫だ。第2コースの方がやりやすいはず。

前の人がスタートした。
彼は難なく課題をクリアしてゆく。
緊張してはいるようだったが、無難にゴールまで戻ってきた。
よし、いいぞー。
俺も続こう。

慣らし運転をした。

周囲を確認してバイクに跨ったところまでは覚えているが、そのあとは必死だったのか、あまり記憶にない。
ただ、あまり問題もなく課題を終えることができた。

あれ?なんで前回ダメだったんだろ?

できてしまえばあっけないもの。

そうだよな。練習ではできるんだもん。

まだ、合格したわけではないのだが、とりあえずはほっとした。


校舎に戻って、2人で発表を待った。
SDSには電光掲示板などという気の利いたものはない。
先生が直接『おめでとう』と言いに来る。

SSの場合は『残念でした』だったが・・。


今回は、『じゃ、二人ともあっちの部屋に行ってて』と言われたので、最初に説明を受けた部屋で待機。

間もなく先生が登場。
『今日は、おめでとうございます。』
と言って、いろいろな書類をくれた。
え?合格っすか?合格っすよね?

やった。
念願の二輪免許がようやく手に入った。
1か月ちょっとだったが、凹むことが多かったので長く感じた。
特に最後の3日は、この瞬間が待ち遠しかった。

合格から免許証交付までの流れや、初心者の心得について講義を聴いて解散。

やりました。
これで、晴れてバイク乗り。



SS。(えすえす)

Author:SS。(えすえす)
こんにちは。『えすえす。』です。
いろんなものがSS。
呼び名がSS(しんしん)。
元職場のビルがSS(SS30)。
交通手段がSS(SendaiSubway)。
身長がSS。足のサイズがSS。体重だけLL。
人間の器がSS。肝っ玉もSS。そのくせ態度だけXL。
でも名前の由来はもちろん愛車。
CB400SS。はじめてのバイク。
週末にはバイクに跨り、バイクにいたぶられて、くじけ続ける日常を、恥を承知で曝します。

住所:宮城県仙台市
出身:岐阜県中津川市
年齢:34
性別:漢
趣味:ツーリング,釣り,飲み
特技:検定中止,坊主,外道,紛失
歴史:
 生まれ→高校:岐阜県中津川市,大学→大学院:岩手県盛岡市,空白の3年間:岩手県盛岡市,社会人→落武者:宮城県仙台市

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